『好きなように生きてゆく』そんな人生やってます!
―ハチャメチャな僕からの提案、生きづらさを抱える人に聞いてほしい―
(冒険家・バジャウ族になった日本人 松田 大夢 (まつだ ひろむ) )
2015年の冬に出会った19歳(当時)の少年がいる。名前は松田大夢。高校を中退し、東南アジアをまわりながら、現在はフィリピンのセブ島に住み、一昨年は現地、バジャウ族の女性と結婚した。ゲストハウスを建てて、『貧困層のバジャウ族に仕事を創出したい!』という話を聞き、私はその後方支援をしながら大夢の活動を見守ってきた。今回は、そんなハチャメチャ人生の中で悠々自適な生き方をしている大夢との対談だ。初めてセブ島で大夢と出会った時は「スーパーサイヤ人か?」と思えるような雰囲気だった。ドボーン!と海に潜ったかと思うと魚を突いて海面から顔を出す。それを何度も繰り返していた。こうして、生きるためのノウハウを、自分自身で開拓してゆく逞しさは18歳の少年がどうやって身に付けていったのかと、実に興味が湧いた瞬間だった。彼の生き方を見ていると、人の感性は育った環境や家族や友人に大きく左右されるのだろうとつくづく思えてくる。
また、海上に建てた大夢の家が突然崩壊したり、「不法滞在」と言われて退去命令が出てしまったりと、危機一髪の困難が嵐のように押し寄せる。はたしてそれらをどう乗り越えてきたのか。そのあたりをじっくりと聴いてみた。
「人生って、案外何とかなってゆくものなんだなあ」ということを、大夢は身をもって伝えてくれている。人は、「ハチャメチャな人生だ」とはいうけれど、バジャウ族の人々に愛されて、肩の力を抜いた人生を歩む、そんな大夢との対談を楽しみながらお聞きください。
★「ダメ人間養成所」と人は言うけれど、世の中に疲れちゃったら、是非フラッと遊びに来てください。