経験者は語る。『紆余曲折だからこそ人生は面白い!』
―「誰と付き合うか、どこに身を置くか」それが人生を決定づける―
(清泉女子大学教授:山本 達也氏)
山本教授はシリアの研究を続けていたと聞いていた。そのため、「まさか、あの恐ろしい内戦の中で取材活動をしていたのだろうか?戦争の研究?難民の研究?」と、あれこれ勝手な想像を巡らせていた。だが、私の想像していたこととは全く違っていた。「私はね、本当は情報通信の研究をしていたんですよ、ほら、アラブの春の時だって、SNSが皆を動かしたでしょ?たまたまシリアで情報通信について研究していたら、あの内戦が始まっちゃたんですよ」と、対談前にそんなお話をしてくれていた。そうした納得の元で対談をはじめると、「人生の幸せって一つじゃないと思うんですよ。紆余曲折な人生を長い間走る中で、幸せの形も変わってゆくものじゃないですか?」。そんな深いお話にも、「なるほど、山本氏があのシリアの内戦に出逢ったのも、偶然ではなく運命だったのだと言いたいのだろうな」と思えてくる。
また、「自分自身の得意なところを見つけること、そしてそれを磨いて行くことでキラリと光る自分自身を作り上げてゆく。そして、誰と付き合い、どこに身を置くかをじっくりと見定めることが大切だと思う」と、訴える山本氏の言葉には経験者としての重みが感じられる。
★常識を疑え!あらゆるものがひっくり返る時代を生きて行け!