私の東京物語はどんなカラーかしら?!

―『自分なりに生きること』をビジネスにも日常にも実感したい―

(一般社団法人カラータイプ協会副会長・True-Sparkle’s代表:南川 真輝氏)

 「南川さんって、自由人という感じですよね」というと、「いえいえ、私、昔はずっと親の言うなりに生きて来たんですよ」という返事が返ってきた。人の現在は、他人には全く見当がつかない過去との繋がりの中で積み上げられているのだな。ということをつくづく思う瞬間だった。親の敷いたレールを走り続けていて、フト違和感が訪れたことはないだろうか?きっと多くの人がそんな経験をしていることだと思う。人の成長発達の過程では、必ず起きることではあるのだが、それに悩む人も多いようだ。南川さんにもそんな瞬間がやって来た。しかし、親の敷いたレールから離れた後で思ったのは「自分って楽しいな!」ということだと笑顔で語ってくれた南川さん。その後、大阪生まれの彼女が自分なりの『東京物語』を作ってゆく。カラータイプ協会は西日本で大きく育ってきている中で、敢えて東日本での普及にチャレンジしようと決意した。そう、敢えて自分の生まれ育ったホームから、アウェーでの戦いに挑戦しようと決断する瞬間だったのだ。

 全てが「何色」と決定されてしまうわけではないけれど、自分の根底は何色で、どんな気質を持っているのかを知っていれば、他人の色とうまく寄り添い合うことが出来るはずだと話してくれた。親子の関係がうまくいかない時も、生徒が先生に反発してしまう時も、お互いの色を分かりあっていないからなのかもしれない。そんな気づきをあらためて教えてもらった対談だった。

★あなたのカラーは何色でしょう?内面の色を知った時、新たな自分が見えてくる。